満開のしだれ梅の撮影と現像!

こんにちは!かっぱ(@kappa10.01)です。三寒四温で寒くなったり暖かくなったりする日が続いて春の訪れを感じますね。春の気配を感じるのは気温だけではないようです。今回は梅の花が満開と聞いて曽我梅林まで行ってきました。曽我梅林は神奈川県小田原市にある巨大な梅林です。なんと3万5千本もの梅があるとのこと。

目次

曽我梅林までのアクセス

曽我梅林があるのはJR御殿場線の下曽我駅から徒歩20分の場所。下曽我駅は東京駅からJR東海道線で国府津駅まで1時間半ほど行き、国府津駅でJR御殿場線に乗り換えて1駅のところにあります。

東京から行く場合はそれなりに長旅なので東海道線でグリーン車を使うのも手。800円(休日料金)でプチ旅行気分を味わえます。私も今回はグリーン車で駅弁を食べながら向かいました。

満開のしだれ梅

しだれ梅の撮影

この日はあいにくの曇りでしたが、しばらく撮影をしていたら厚い雲が切れてわずかに日の光が差し込んできました。今のうち!と綺麗な花を見つけて撮影。

しだれの垂れ感を表現するため背景をぼかしすぎないよう調整して枝の流れがわかるようにします。さらに梅のぼけで背景を埋め尽くすように構図を決定し満開の華やかさを表現します。そうして撮影した写真がこちら。(RAW画像を加工していない写真)

しだれ梅の現像

撮影した写真を現像していきます。せっかく差し込んだ日の光を活かして春らしい明るい写真にしたいと思います。

まずはトリミング

しだれの垂れ感を出すために梅の枝の曲線の内側の空間を大きく取るようにトリミングしようと思います。3分割線を意識しながら被写体の花を左上に配置して空間を作ります。

日陰側の調整

左側から光が差し込んできていることをより印象的にしていくために梅の枝を境にして右側の日陰を調整していきます。

まずは日の差し込みに視線を集めるために日陰部分の露出を下げて暗くします。日の光が差し込んでいる部分とそうでない部分との明るさの差を作ることで明るい部分を強調し印象的な写真にしていきます。この部分は線形グラデーションでマスキングして露出を調整します。

さらにこの部分は梅の花がぼけて映り込んでいる部分です。しだれ梅が満開になり春の訪れを告げている景色ですのでそのことを表現するために少しだけ彩度を上げ、画面を華やかにします。

日の光が差し込んできている側の調整

日の差し込みを印象的にするために梅の枝を境にして日が差し込んでいる側を線形グラデーションで選択して露出を上げて明るくします。

被写体(梅の花)の調整

最後に被写体である梅の花の調整をします。

被写体の梅の花をマスクして露出を上げて明るくします。また、特に光が当たっている花びらをそれぞれバラバラにマスキングして段階的に露出を変えて陰影をつけていきます。

被写体を目立たせるために被写体以外の梅の彩度を少しだけ下げます。(ここで被写体の彩度を上げてしまうと不自然になってしまいます。あくまで自然な梅の色を活かしたいので被写体の色味は大きくいじらずにいきます)

完成写真

そうして完成した写真がこちらです。

他に撮影した写真

今回の撮影機材

  • Nikon Z6
  • NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
  • NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

現像ソフト

  • Adobe Lightroom iPad版
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この記事を書いた人

普段はサラリーマンをしながら美しい風景や自然を追い求めて休日に写真を撮っています。
自然の美しさをより引き出し魅力を伝えるため現像の方法を研究中。現像の時の考え方や現像の具体的な方法を伝えてより表現の楽しさを伝える記事を発信していきます。

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