こんにちは!そしてはじめまして、かっぱ(@kappa10.01)です。初投稿です。これから写真の撮影や現像について投稿していこうと思います。
先日上野動物園に行ってきました。上野動物園では2023年4月にスマトラトラの赤ちゃんが生まれて、その赤ちゃんの公開を2024年1月から始めたそうです。これは見に行かなくては、ということでスマトラトラの写真を撮ってきたのでその写真の紹介です。
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母トラの撮影
母トラはミンピというそうです。トラは大人気で一か所で留まって撮影をすることもできないので、人があまりいないところでミンピが来てくれるのを待ってみました。すると場内を歩き回ってくれ、シャッターチャンス到来。
連射で撮った中で、舌をペロッと出しているシーンが撮れてました。この写真をきれいに現像で仕上げようと思います。
さてどうやって現像しようか
脚のタイミングがベストショットでなかったのと、ペロッと出した舌をメインにしたかったので、がっつり顔の部分でトリミング。トリミングしたものをこんな方針で現像しようと思います。
顔に視線を集めるために周りの露出を落とす
顔の部分だけをトリミングしたので、背景でストーリーを語ることが難しくなりました。今回のメインは舌を出したトラですから、そこへ視線を集中させるために顔以外の部分は露出を下げてしまうことにしました。
顔と顔以外で大きな明暗差が生まれている状況はカメラだと容易に作れますが、人間の目で見ていると例え顔だけに日の光が当たっていたとしてもそこまで大きな明暗差を感じることは少ないと思います(強いて言えば暗闇で顔の下から懐中電灯を当てた時くらいでしょうか…?)。
そのためこのように顔と顔以外とで大きな明暗差を作ると人間の目では見れない画になって、幻想的な雰囲気が出ます。この幻想的な雰囲気になる効果は舌を出しているトラの妖しさをより一層引き立ててくれるんじゃないかと思います。
目に光を入れる
動物写真では目に光が入っているかどうかがとても大事だと思っています。目に光を入れるだけで一気に生気を感じるようになります。
露出を上げて無理やり明るくすることもできますが、ハイライトが入っていることが重要なので、撮影時にハイライトが入るように撮ることも重要です。覆い焼きを駆使したりして入れることもできますがその話はまたいずれ書こうと思います。
立体感を出すために髭や顔の白い部分の露出を上げる
顔をアップにしたので顔がのっぺりでは迫力がなくなってしまいます。顔の毛に立体感を与えたいところです。
突然ですが立体というのは奥行きがあります。奥行きがあるものに手前から光があたっているなら当然ながら手前が明るくて奥が暗くなります。逆に言うと、手前が明るくて奥が暗ければ人間は経験則から立体感を感じるのでは、と思っています。この立体感の話もまた今度詳しく書いてみようと思います。
さて、このトラの顔を観察すると白い毛が黒い毛の上に重なるように毛並みが流れています。先ほど書いたように手前から光が当たっている状況では手前を明るくして奥を暗くすれば立体感を感じるので、白い部分の露出を少しだけ上げて立体感を感じられるようにします。
下に完成写真を載せますが、この効果は髭の部分で特に感じていただけるのではないでしょうか。
完成写真
そんなこんなで現像後の写真がこちら。かっこよく仕上がったのではないかと思います。
子トラの撮影
さて次に今回上野動物園に行ったメイン目的の子トラ、『アサ』の写真です。
影で座ってなんだか寂しげに上を眺めていたシーンをパシャリ。母トラと一緒にいたいのでしょうか。
被写体のアサの現像は母トラと同じようにしつつ、周りの風景も手を入れたものがこちら。
その後アサの顔へ柔らかな日が差しこんできてこちらを向いてくれました。
まだ1歳に満たない子トラですが、思ったより体が大きかったです。でもまだ顔には幼さがある気がします。歩いている様子もなんだか無邪気さを感じてとてもかわいかったです。
今回の撮影機材
- Nikon Z6
- NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
現像ソフト
- Adobe Lightroom iPad版
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