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美食と芸術の国、スペインでの撮影旅!圧倒的な建築美に息を呑む

この4月、うまい飯と美しい景色を求めて友人と一緒にスペインに行ってきました。スペインはサグラダ・ファミリアをはじめとして美しい建築物が多くあるのでいつか行ってみたい国リストにあった国でした。

もちろんメインの目的はサグラダ・ファミリア。白い聖堂、樹木のような柱、色分けされたステンドグラス…幻想的と言われる建築物との出会いに胸を高鳴らせて出発しました。

目次

まずはバル巡り

スペインへはカタール航空でドーハ経由で約24時間かけて向かいました。マドリードからは高速鉄道で3時間かけてバルセロナへ。24時間を超える長旅でした。初日は到着が夜だったこともありそのまま軽くご飯を食べて寝てしまいました。

ドーハ空港のでかいクマのぬいぐるみ

次の日はバルセロナ市内を軽く散歩しつつバル巡り。

おしゃれなバル
ピンチョスというおつまみ

スペインのバルにはだいたいピンチョスと呼ばれるつまみが置いてあります。ピンチョスは小さいパンの上に魚や肉、野菜など様々な料理が乗せられて爪楊枝が刺さっているものの総称です。好きなものを取って食べ、最後に爪楊枝の本数で精算をする仕組みのようです。

ピンチョスの料理はバルによって全然違うので1軒で飲むのは1、2杯に抑えてピンチョスの違いを楽しみながらバルを巡るのがスペインのスタイルらしいです。この日は4軒も回って楽しみました。

バルに連れてこられたハスキーたち

見晴らしの良い丘でバルセロナを一望

次の日はゆっくり起きてブランチを食べてから観光に向かうことにしました。泊まっていたホテルの近くに日本人が創業者のラーメン屋があったのでそこで食べることに。海外のラーメン屋はおいしくないことも多いと聞いていたので恐る恐る口にしましたが、ちゃんとおいしいラーメンでした。

ラーメンを食べた後はトゥロ・デ・ラ・ロビラ丘(Turo de la Rovira)というところの上にある、ブンケルズ・デル・カルメルという展望台へ向かいました。郊外まで地下鉄で移動し、駅からは徒歩で向かいましたが、なかなか急こう配の道のりですっかり息が上がってしまいました。

展望台は圧巻の見晴らしで、バルセロナ市内を一望することができました。こうして一望するとやはりひときわ目立つのがサグラダ・ファミリアです。市内を一望できる展望台から見ても圧倒的なサイズ感で、その規格外の大きさがわかります。

ガウディ建築巡りへ

展望台からの眺めを楽しんだ後は市内のガウディ建築観光へ向かいました。バルセロナ市内にはガウディが手掛けた建築物がいくつもあり、いずれも観光名所となっています。今回はカサ・バトリョとカサ・ミラを観光しました。

「カサ」とは「家」の意味で、カサ・バトリョはバトリョ家の家、カサ・ミラはミラ家の家ということになります。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョはその建築のコンセプトにいくつか説があるらしく、屋根がドラゴンの背中のように見えることから、カタルーニャ(バルセロナはカタルーニャ地方の一部です)の守護聖人であるサン・ジョルディの竜退治の伝説をなぞっているという話や青色の濃淡のあるタイルを使っていることから海底洞窟をモチーフにしている話などがあるようです。

どうやら訪れた時期が上述のサン・ジョルディの竜退治伝説になぞらえたカタルーニャ州の「サン・ジョルディ」という祝祭日の時期だったらしく、カサ・バトリョがバラで装飾されていました。

全然知らずに訪れてしまったのでこういう建築物なのかと思いましたが、この時期だけの装飾のようです。サン・ジョルディがドラゴンを刺した際にサン・ジョルディの剣にバラが咲いて、王女様にそのバラをプレゼントしたという話にちなんでいるとか。

布のような天井の細工
美しいタイルの中庭
屋根裏もこだわられた建築
美しい内装をモチーフにしたお土産

内部も大変美しく、特に淡いカラフルなタイルが使われた柱など、創造性溢れる建築物でした。

カサ・ミラ

カサ・ミラは直線部分を一切持たない建築として有名で、確かに建築のどこを見ても曲線で形成されており、周囲の建物とはかなり異なった雰囲気をまとっています。

曲線で構成されているのは外観だけでなく、内部についてもどこを見ても曲線で構成されており、そのデザインのセンスはもちろんのことながらこれを実現する建築技術の高さにも息をのみました。

カサ・バトリョと同様の屋根裏
屋上には通気口を兼ねた煙突が立ち並ぶ

カサ・バトリョと比べると色合いは落ち着いた雰囲気で砂岩・砂漠の印象を抱かせるクリーム色の建材がその曲線美を強調しているようでした。

壮大なサグラダ・ファミリア

ガウディ建築巡りの最後にサグラダ・ファミリアへ向かいました。取ったチケットは当日19時のチケット。4月のスペインはすでに日が長く、19時はようやく日が傾いてきて夕日になっていくような時間帯です。

展望台からも見えていましたが、絶賛工事中の状態のサグラダ・ファミリア。未完の状態を見られるのもそう長くはないようで、少し前の発表では2026年完成予定だとか。ただ少し工事が遅れておりもう少し先になるとかいう話も聞きます。

荷物検査を受けていよいよ中に入ります。外観は茶色い建物ですが、大聖堂の中は白い柱が立ち並ぶ非常に神秘的な空間とのことで、胸が高鳴ります。

近づいていくとその彫刻の精巧さや量の多さに圧倒されます。遠くから見ても近くで見ても圧巻の建物です。

そしてとうとう内部へ。

入った瞬間から息をのみました。白く美しい内装に色の分けられた美しいステンドグラス。樹木のように枝分かれしていく柱。ステンドグラスを通して差し込む夕日が白い内装を染める様子。

圧倒的でした。このスペイン旅行中やドイツに行った際も含めていろいろと教会は巡りましたが、この装飾は類を見ない美しさでした。

今この記事を書きながらいつかまたもう一度行きたいなと思っています。今度はせっかくだから完成したあとがいいかな。

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