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撮影のためのアウトドアシューズ選び。On Cloudhorizon 2 Waterproofレビュー

こんにちは!kappa(@kappa10.01)です。

私が好きな被写体は基本的に自然の中にあるものなので、よく舗装されていない場所を歩きます。土や砂利の道はもちろん、水たまりや朝露で濡れた草地、雨や雪が降る中で歩くこともあります。そんな中、長時間撮影チャンスを探したり待ったりするためにも足元の装備が想像以上に重要です。

より快適に、より長時間撮影できるようOn Cloudhorizon 2 Waterproofを購入し、1カ月半使ってみたので実感を交えてレビューしようと思います。

目次

なぜ撮影用にアウトドアシューズが必要だったか

以前は普段使いのスニーカーで撮影に出かけることが多かったのですが、やや問題がありました。

一番の問題はクッション性です。撮影地までの移動や、被写体を待つ時間も含めると、一日の歩行時間や立ち時間はかなり長くなります。ソールの薄い靴では足裏や膝への負担が大きく、後半になるほど集中力が落ちていくのを感じていました。長時間撮影に向き合えることはいい写真を撮るチャンスに繋がるため最重要です。

それから防水性がないことも問題でした。一応防水スプレーはしているためすぐに中まで濡れてしまうことはなかったものの、濡れた草地を長時間歩いたり、雨でぬかるんだ道を歩くと、どうしても徐々に靴の中まで水が染み込んできてしまいます。足が濡れると気分が悪いですし、冬場であれば足先が冷えることにもなり、撮影に集中できなくなります。

もう一つはグリップ力です。野生動物を探して歩くルートは整備された歩道とは限らず、斜面や石や岩の多い道、苔むした道などを通ることもあります。普段使いのスニーカーはこうした路面でのグリップを想定して作られていないため、滑りやすい場所では歩くこと自体に神経を使ってしまい、被写体を探すことに意識を割けなくなります。

これらの不満を解消するために、クッション性・防水性・グリップ力を兼ね備えたアウトドアシューズを探すことにしました。

On Cloudhorizon 2 Waterproofを選んだ理由

条件を整理し、いくつかのスニーカーを比較しましたが、最終的にOn Cloudhorizon 2 Waterproofに決めた理由は主に3つあります。

1つ目はクッション性です。Cloudhorizon 2 WaterproofはCloudTec PhaseというOn独自のミッドソール構造により、着地時の衝撃を吸収しながら歩けるようになっています。長時間の歩行や待機が多い撮影において、足への負担を減らせる点は大きな魅力です。

2つ目は防水性能です。Cloudhorizon 2 WaterproofはOn独自の防水膜を採用しており、雨や水たまりからの浸水を防ぎながら、内部の湿気は外に逃がす設計になっています。防水でありながら蒸れを抑えられる点は、長時間歩き続ける撮影では非常に魅力的です。

3つ目はアウトソールのグリップ力です。Missiongripという滑りにくいアウトソールが採用されており、濡れた路面でも安定した歩行ができる設計になっています。自然を相手にした撮影では、舗装路だけでなく、雨上がりの土の道や岩場を歩くこともあるため、グリップ力も重要です。

これらの条件を満たしつつ、見た目もアウトドア専用というよりは街中でも違和感なく履けるデザインだったことも決め手の一つです。撮影のためだけに用意する靴というよりは、普段の移動でも使える一足にしたいという考えもありました。

スペックと基本情報

購入したOn Cloudhorizon 2 Waterproofの基本スペックは以下の通りです。

項目内容
防水機能On独自の防水メンブレン採用
アウトソールMissiongrip(濡れた路面でも高いグリップ力)
ミッドソールCloudTec Phase
重さ約350g(メンズ片方/サイズ 27cm)
価格(店舗により異なる場合あり)27,500円(税込)

Cloudhorizon 2は通常モデルとウォータープルーフモデルが展開されていますが、防水性が必要だったのでウォータープルーフモデルを選びました。汚れが目立ちにくく、オフィスカジュアルでも使いやすいためカラーはBlack & Blackを選択しました。

サイズ選びについては、普段の靴よりも少し大きめを選んでいます。防水モデルはややきつめでハーフサイズほど大きめのサイズを選ぶ人が多いそうですが、ネットでサイズを見ずに買うよりも必ず試着してから購入することをおすすめします。

1カ月半使ってみて感じたこと

クッション性と歩き心地(長時間歩行での疲労感)

クッション性は文句なしでした。ただ、Onのシューズはよく雲の上を歩くような感覚と表現されますが、実感としてはふわふわというよりもちもちという感じでした。足を進めるたびにもちもちとした感触が返ってくるのが気持ちよく、歩くこと自体が楽しくなる靴です。

このクッション性はのおかげで足が疲れにくくなりました。撮影に出ると一日の歩行時間も立ち時間も長くなりますが、後半になっても足裏が痛くなりにくく、翌日に疲れが残る感覚も明らかに減りました。また、階段や坂を下るときにソールが衝撃を吸収してくれるので膝への負担が減ります。駅の階段でも膝への負担が減ったことを感じるくらいなのでかなり大きな効果だと思います。

防水性能の実感(雨天・濡れた泥道)

防水性能も文句なしでした。雨が降る中を歩いても、雨上がりの濡れた泥道を歩いても、靴の中に水が入ってくることは一度もありませんでした。足が濡れないだけで、雨の日に外へ出ることへの心理的なハードルが下がります。

一方で、通気性については公称ほどの実感はありませんでした。On独自の防水膜は内部の湿気を外に逃がす設計とされていますし、実際にまったく通気しない靴に比べれば快適だとは思います。ただ、長時間歩き続けているとやはりやや蒸れます。特に夏場、気温の高い日ですと内部に熱と湿気がこもりました。防水膜を持つ靴の構造上、ある程度は避けられない部分だとは思います。真夏に長時間歩く用途をメインに考えるなら、防水モデルではない通常のCloudhorizon 2のほうが向いている場面もあるかもしれません。

グリップ力(濡れた道や斜面での安定感)

グリップ力については、アスファルトの林道を登ったときに実感しました。傾斜のある舗装路ではありましたが、林道ともなると人通りが激しいわけではないので苔が生えているような場所もあり、滑りやすい箇所がよくあります。この靴ではその滑りがほとんど起きず、踏み込んだ力がそのまま前に進む力になる感覚がありました。滑らないように気をつけるという作業に意識を割かなくてよくなる分、歩くこと自体が軽く感じられます。

雨の日の路面でも同じで、濡れた地面を普段と変わらないペースで歩けました。滑るかもしれないと思うと、歩幅も視線も足元に引っ張られます。逆に足元を信頼できると、視線を周囲に向けたまま歩けるようになります。安全面でも撮影チャンスを探すという意味でも大きなメリットだと感じました。

サイズ感・フィット感

私は足の横幅が広め(2E~3E程度)なので、サイズは普段より少し大きめを選びました。Onのスニーカーはやや細身のつくりとよく言われており、足幅が広い方には通常サイズだと横方向に窮屈になりやすいようです。

ただし、大きめを選んだぶん、靴紐はかなりしっかり結ぶ必要があります。緩めに結ぶと足が靴の中で動いてしまいますが、しっかり締め上げると足の甲から足首にかけてきれいに固定され、歩行中に横ブレを感じることもなくなります。逆に言えば、紐の締め具合でフィット感が大きく変わる靴なので、履くたびにきちんと結び直すことを前提にしたほうがいいと思います。この点も含めて、やはり試着してから買うことをおすすめします。

気になった点・注意点

もっとも気になったのは、履き始めのかかとの収まりです。ソールが分厚いためソールの返りが悪く、歩くときにつま先側が曲がりきらず、その反動でかかとが浮いてしまう感覚がありました。靴紐をしっかりめに結ぶことで軽減されますが、最初のうちはかかとの浮きがかなり気になりました。ただ履き込むうちに解消し、2週間ほど履いてソールが馴染んでくると、かかとが抜ける感覚はなくなり普通に履きやすい靴になりました。購入直後の感触だけで判断せず、しばらく履いてみるといいと思います。

デザインについては、Onらしいかっこよさは十分にあるものの、ウォータープルーフモデルということもあってか、通常モデルに比べるとやや野暮ったい印象も受けます。アッパーの素材感や全体のボリュームが、街履きのスニーカーというよりはアウトドア寄りに見えます。とはいえアウトドア用途の靴として見れば気になるほどではなく、私はBlack & Blackを選んだこともあって、撮影以外の場面でも問題なく履いています。

また、日本製の靴と比較すると細かいところの造形はやや気になります。写真だとわかりにくいかもしれませんが、アッパー部分とソール部分の継ぎ目に粗さを感じます。ネット上でも造形の粗さについて言われていることは認識していましたが、確かに良い値段がするだけに少し残念です。もう少し長く使ってみて耐久性に影響があるのかは要検証だと思ってます。

重さは片足約350gと軽量なランニングシューズと比べれば重い部類です。防水膜と厚いソールを備えている以上は当然の重さかとは思います。ただ厚いソールを備えたサイズ感にしては軽く感じる重量感で、重くて疲れるということはありませんでした。

また、価格は27,500円(税込)と、スニーカーとしては安くありません(私が買ったときは25,300円でしたが値上がりしたようです)。ただこの機能性を考えれば十分満足できる価格でした。

まとめ:撮影用シューズとしてどんな人におすすめか

1カ月半使ってみて、購入前に挙げたクッション性・グリップ力・防水性という三つの条件は、いずれも期待どおりに満たされていました。特に、長時間歩いても足裏が痛くならないことと、濡れた路面でも足元に神経を使わずに歩けることは、撮影の快適さにかなり影響があります。

この靴が向いているのは、舗装されていない道や濡れた場所を歩く機会が多く、一日の歩行時間や待機時間が長い撮影スタイルの人です。私のように自然の中の被写体を追いかけ、雨の日にも撮りに出たいと考えている人であれば、得られるものは大きいと思います。逆に、撮影がほぼ街中や整備された場所に限られるなら、防水モデルまで必要ないかもしれません。真夏の長時間歩行がメインになる場合も、蒸れを考えると通常モデルのほうが快適なんじゃないかと思います。

購入を検討する場合は、サイズ感が普段の靴と変わることがあるので、必ず試着してから決めることをおすすめします。あわせて、履き始めのソールの硬さは履き込むうちに落ち着くという点も覚えておくといいと思います。

足元の装備は写真そのものには写りませんが、どこまで歩けるか、どんな天気の日に出かけられるか、何時間集中していられるかを決めています。機材の更新を検討する前に、靴を見直してみるのも悪くない選択だと思います。

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